【3分で完全理解】『Think Smart〜間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法〜』を要約します。

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「どうすれば確実に成功をおさめられるのか」

「どうすれば確実に幸福になれるのか」

それは実際には分かりません。

しかし、

「成功を台無しにする要素は何なのか」

「不幸になる要素は何なのか」

それは分かります。

つまり、

「成功を目指すのではなく、失敗を避ける」

「幸福を手に入れるのではなく、不幸を避ける」

ようにすればいいのです。

これを、『否定法』といいます。

この否定法は、ギリシャ人や中世の思想家が実践した方法で、

最初に提唱されたのは神学の分野でした。

「神が何であるかは言いあらわせないが、何が神でないかはハッキリ言える」

このように、シンプルな思考をしていったのです。

本書『Think Smart』は、前作『Think Clearly』の続編です。

僕たちが日々陥りがちな、『思考の罠』にハマらず、

この複雑な世界を賢く生き抜くための方法が詰まっています。

前作に続き、なんと52の方法が書かれてありますが、

今回はその中から以下の5つに厳選して、要約・解説していきます。

  1. 「理由」がないとイライラしてしまうわけ
  2. 労力をかけたものが、大事に思えるわけ
  3. 私たちが「新しいもの」を手に入れようとするわけ
  4. 成功の決定的要因が「運」であるわけ
  5. 危機が好機になることが滅多にないわけ

前作『Think clearly』の要約はこちら

↓ ↓ ↓

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「理由」がないとイライラしてしまうわけ

『カチッサー効果』と呼ばれる実験があります。

これは、行列のできたコピー機の1番前に並んでいる人に、

3通りの方法でお願いをして、順番を譲ってくれるかどうか確かめた実験です。

1つ目。

「すみません。5枚だけ先にコピーをとらせてもらえませんか?」

このようにお願いをすると、順番を譲ってくれる人はほとんどいませんでした。

2つ目。

「すみません。5枚だけ先にコピーをとらせてもらえませんか?急いでいるもので

と、理由を添えてお願いをしました。

すると、ほとんどの人が順番を譲ってくれました。

3つ目。

「すみません。5枚だけ先にコピーをとらせてもらえませんか?何枚かコピーをとりたいもので

と、全く理由になっていない理由を添えてお願いしました。

さぁ、どうなったと思いますか?

答えは、「ほとんどの人が順番を譲ってくれました」

なんともおもしろい実験ですよね!

この実験から分かることは、

「どんな理由でもいいから、『〜なので』と言うだけで、その行動が正当化される」

ということです。

人間は理由を知りたがる生き物です。

理由さえ教えてくれれば、

「まぁ、それなら仕方ないな」

と、納得することが多いようです。

『カチッサー効果』に従うと、仕事でもなんでも、

人の上に立つ人間は、「理由」をきちんと告げる必要があります。

その仕事にできるだけ明瞭な『意味』を持たせると、

社員のモチベーションは上がっていくようです。

ただただ金銭でボーナスを与えてしまうと、

モチベーションが逆に下がってしまう人が一定数いることが分かっています。

仕事に『大義』を持たせるようにしましょう。

そして、『〜なので』というマジックワードは、

人間同士の潤滑剤の役割を果たしてくれることを覚えておきましょう。

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労力をかけたものが、大事に思えるわけ

人は、自分が努力して手に入れたものを「過大評価」してしまう傾向にあります。

それを、『努力の正当化』といいます。

『努力の正当化』で有名なもので、

「IKEA効果」と呼ばれるものがあります。

自分で組み立てたIKEAの家具は、

「高価なデザイナーズ家具より価値があるように感じられる」

というものです。

自分で練りに練ったビジネスアイディア

自分で試行錯誤して作り上げた作品

あなたも、何か努力して作り上げたものはありますか?

もし、あなたが努力して作り上げたものが評価されなければ、どんな気持ちになるでしょうか。

これが、どれだけ価値あるものと分からせようとするでしょう。

こんな良いものが分からないのか、と他人を否定するかもしれません。

このような感情は、『努力の正当化』の影響があるのです。

何かに「時間」と「労力」を費やした時には、

意識して「客観性」を呼び起こす必要があります。

自分の作り上げた作品から距離を置いて、

ただただ「結果」だけを見るようにしましょう。

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私たちが「新しいもの」を手に入れようとするわけ

50年前に、

「50年後の世界は、どのようになっていると思いますか?」

と質問をしました。

車が空を飛んでいて、もっとすごいテクノロジーがあって、テレパシーのように通信できるようになって、と想像した人がいるでしょう。

50年前にそんな思いを巡らせた人は、今の時代に奇妙な感覚を抱いているというのです。

僕たちはスボンを履き、椅子に座って、机に向かい、ご飯を食べています。

ズボンは、5000年以上前から履かれていて、

椅子は、古代エジプト時代の発明品であり、

机は、世界最古の建材物である木製で、

死んだ動物や植物を食べています。

そう、僕たちの周りにあるものは、昔とあまり変わっていないのです。

50年前に存在していたテクノロジーは今もあって、

今あるテクノロジーは50年後もおそらく存在しているはずです。

長い間存在しているものは、「何か特別な価値がある」ということです。

『最新性愛症』という言葉があります。

これは、僕たち人間は、最新技術の役割を「過大評価」する傾向のことをいいます。

「新しい」というだけで、価値があるように感じているのです。

しかし、昔も今も、日常の大部分はそんなに変わっていませんよね。

僕は「新しいiPhone」が発表される度に興奮しますが(笑)、

ただ「新しい」ということだけで振り回されないようにしたほうがよさそうです。

本当に大切なものは昔から変わらず、いつも身近にあるからです。

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成功の決定的な要因が「運」であるわけ

この世界にはたくさんの「成功者」が存在しています。

しかし、複数の会社を成功させている人は

「全体の1%以下」

だということをご存知でしょうか?

実は、成否を分けるのはスキルや能力ではなく、「運」であるといいます。

これを、『スキルの錯覚』といいます。

もちろん、才能は必要であるし、努力なくして成功もありえません。

しかしながら、成功の決定的な要因は「能力」でも「努力」でもありません。

それらは必要な要素ではありますが、決め手にはなりません。

あなたが仕事や人生に迷っている時、優秀な人に意見をもらうことがあるでしょう。

ビジネス書を読んで、成功者が行ったことを実践するかもしれません。

しかし、言い方は悪いですが、そのような人たちを崇拝しすぎないほうがいいです。

成功した人の話は、ほとんどが運によってもたらされたものなのです。

もちろん、自分の能力やスキルを磨いて成功した人もいますが、

それが成功の決定的要因にならない分野もたくさんあります。

『スキルの錯覚』を意識するようにしましょう。

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危機が好機になることが滅多にないわけ

「借金して地獄を見たからこそ、自分は成功した」

「死ぬような危機を経験したからこそ、生き方が変わった」

あなたは、こんな発言を見たり聞いたりしたことはありますか?

「死にたくなるほどの経験を乗り越えると、人は強くなれる」

これはニーチェの言葉ですが、本当にそうなのでしょうか?

確率の面から考えると、多くの場合、危機を乗り越えられた人は運が良かっただけです。

危機を乗り越えた時、僕たちは何か強くなったような気がしますが、

実際は錯覚にすぎなく、強化のためのプロセスではありません。

死ぬような経験なんて、しないほうがいいのです。

そんな経験は、避けようと思えば避けることができたかもしれません。

日頃からきちんと意識していれば、危機を経験しなくても、

同じような結論(成功や生き方など)に達することができたはずです。

つまり、自分を律し、向上することを怠けていただけです。

「不快なことが自分のためになる」

これは、間違った思い込みです。

自分は危機を乗り越えたから強くなった、と言う人には、気を付けたほうがいいでしょう。

もしかしたら、これからも大きな危機がくるまで変わらない人かもしれません。

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最後に

最後に、僕がおもしろいと思った箇所を紹介させてください。

「占いが当たっていると感じるわけ」

という項目があり、その中で、

『フォアラー効果』というものがされています。

『フォアラー効果』とは、

「多くの人に当てはまる性格描写を、自分だけに当てはめてしまう傾向」

のことです。

以下の文章を読んでみてください。

あなたは他の人から好かれたいし、褒められたいと思っている。その反面、自分に批判的な傾向もある。いくつか弱点もあるが、たいていの場合はうまくカバーできている。しっかりしていて自制心があるように見えるが、本当は臆病で自信がない。自分の決断が正しいかどうか疑問を抱く時がある。適度な変化を好み、何かを禁じられたり制約を設けられたりすると不満を覚える。

独自の考えに誇りを持っているため、他の人の言うことを根拠もなく受け入れたりしない。軽々しく他人に心を開くのは賢明でないと思っている。外交的で気さくで開放的に振る舞う時もあるが、内向的で懐疑的で控えめになるときもある。

「うわっ、これ自分のことやん!」

とあなたは思いましたか?

僕は思ってしまいました。笑

これが『フォアラー効果』です。

占い師は、このような手法を使って性格診断をするというのです。

これはコンサルタントやアナリストの人も使う手法であり、

どんな会社や仕事にでも当てはまるようなことを言っている可能性が高いです。

そのような人たちに高額な報酬を支払う前に、

「本質を見抜く」という意識を持って、よく吟味したほうがよさそうです。

もちろん、僕は占いが好きですし、コンサルタントをしている方を否定しているわけではありません。

「成功の決定的な要因は運である」というところでも紹介しましたが、

権威ある人の考えや意見を鵜呑みにするのではなく

自分の頭で考え、自分の価値観で判断できるようにしたいものです。

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感想

ここまで読んでくださってありがとうございます。

『Think Smart』

いかがだったでしょうか。

「データに騙されない」

「感情に騙されない」

「他人に騙されない」

「自分に騙されない」

本書は一貫してこのような主張をしており、

『思考の罠』に陥らないための方法がたくさん詰まっています。

「幸せになるためには、不幸を避ける」

という『否定法』に基づいて、物事を客観的に捉えていきましょう。

最後に、52の思考法を記載しておきますので、

興味のある方はぜひ本書を手にとってみてくださいね。

ありがとうございます。

つばさ

  1. 新年の抱負が達成できないわけ
  2. 「理由」がないとイライラしてしまうわけ
  3. 比較しすぎると、いい決断ができなくなってしまうわけ
  4. 「自分は大丈夫」と錯覚してしまうわけ
  5. 自分でつくった料理のほうがおいしく感じるわけ
  6. 労力をかけたものが、大事に思えるわけ
  7. 第一印象が当てにならないわけ
  8. ボーナスがモチベーションを低下させるわけ
  9. 「ありえないこと」を想像したほうがいいわけ
  10. 現状維持を選んでしまうわけ
  11. 他の人も自分と同じ考えでいるように思えるわけ
  12. 自分より優秀な人を採用したほうがいいわけ
  13. 地元のサッカーチームを応援したくなるわけ
  14. 予定を詰め込みすぎてしまうわけ
  15. ほらで相手を納得させられるわけ
  16. 計画を立てると心が安定するわけ
  17. 反射的に思いついた答えは疑ったほうがいいわけ
  18. あなたが自分の感情の操り人形なわけ
  19. 自分の考えに批判的になったほうがいいわけ
  20. 最適なものを見逃す場合が多いわけ
  21. 「知らずにいる」ということに対する感情が存在しないわけ
  22. 数字は机上で改善できてしまうわけ
  23. 小さな店舗が突出して見えるわけ
  24. 「スピード狂」の運転のほうが安全にみえるわけ
  25. 平均的な戦争が存在しないわけ
  26. 「拾ったお金」と「貯めたお金」で扱い方が変わるわけ
  27. 統計の数字よりも、小説のほうが心を動かすわけ
  28. 私たちが「新しいもの」を手に入れようとするわけ
  29. 目立つものが重要なものだと思ってしまうわけ
  30. 占いが当たっていると感じるわけ
  31. 満月のなかに顔が見えるわけ
  32. 「期待」とは慎重に付き合ったほうがいいわけ
  33. 誰もヒトラーのセーターを着たくないわけ
  34. あなたが常に正しいわけ
  35. 下手に何か言うくらいなら、何も言わないほうがいいわけ
  36. 「王者」になったほうがいいわけ
  37. 都合よく並べ立てられたものには注意したほうがいいわけ
  38. プロパガンダ効果を発揮するわけ
  39. ハンマーを手にすると、何もかもが釘に見えるわけ
  40. 成功の決定的な要因が「運」であるわけ
  41. 知識が転用できないわけ
  42. お金を寄付したほうがいいわけ
  43. 行き当たりばったりで物事を進めたがらないわけ
  44. 敵には情報を与えたほうがいいわけ
  45. ニュースを読むのをやめたほうがいいわけ
  46. 危機が好機になることが滅多にないわけ
  47. 頭のスイッチを切ったほうがいいわけ
  48. チェックリストに頼りすぎてはいけないわけ
  49. 「いけにえ探し」はやめたほうがいいわけ
  50. 「最後のチャンス」と聞くと判断が狂うわけ
  51. あなたの船を燃やしたほうがいいわけ
  52. 学問だけで得た知識では不十分なわけ

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