【3分で完全理解】『一生モノの超・自己啓発』を分かりやすく要約します。

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目標を掲げ、そこに辿り着くための綿密な計画を立て、

自己管理し、日々の行動を習慣化させる。

それが成功へと繋がる道である。

ほとんどのビジネス書には、以上のようなことが書かれています。

「これで成功まで突き進むんだ!」

と気合十分の人もいれば、

「目標、成功、習慣。こういう言葉に疲れてしまった・・・」

という人もいるのではないでしょうか。

著者の【鎌田浩毅】さんは、火山学、地球科学を研究する科学者です。

科学の本質は、「予測」と「制御」です。

火山学、地球科学では、火山噴火や地震の予測をして、

人々を災害から守るための研究を積み重ねています。

そんな著者に、衝撃的なニュースが2度舞い込んできました。

1つ目は、東日本大震災

2つ目は、御嶽山の噴火

この2つの自然災害により、たくさんの命が奪われました。

どちらも科学者として全く予測できなかったことでした。

このことから著者は気付きます。

「すべて予測、計画してコントロールできると考えるのは人間の驕りではないか」と。

ビジネス書においても、科学と同じような考え方を用いて

戦略・戦術的な仕事術やキャリア論について書かれています。

しかし、そんな全てをコントロールしようとするビジネス書が、

私たちの足枷になってしまっている、というのです。

本書一生モノ超・自己啓発』は、

今までのビジネス書を超えた、「超」自己啓発の本です。

そんな本書を以下の3点に絞って、要約・解説していきます。

  1. 人生はコントロールできない
  2. やりたいことが見つからなくてもいい
  3. しなやかに生きる
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人生はコントロールできない

ビジネス書や自己啓発書の根底にあるのは、

「未来はコントロールできる」という思想です。

「綿密な計画を立て、そこから外れないように実行して、目標に向かって進んでいく」

しかし、未来というのは本当にコントロールできるのでしょうか?

僕たちが住んでいるこの地球という惑星は、

安全に、安定してここまできたわけでありません。

実は、様々な想定外とともに成長してきたのでした。

平均気温がマイナス40度という、

地球の全てが凍ってしまう「全球凍結」を何度も経験しました。

その度に生命は絶滅しかけましたが、

ピンチを乗り越えてここまで命のバトンを繋いできました。

そんな地球と同じように、

人生も、常に安定しているなんてことはありません。

思いもしないこと、想定もしなかったことがたくさん起こるでしょう。

実際、科学者である著者も、科学的な検証を何度も行ったにも関わらず

想定外のことがたくさん起きている、といいます。

だから僕たちの生き方も、想定外のことが起きる前提で、

ゆるい計画主義のようなもの」で進んでいくべきです。

いわゆるビジネス書で書かれているような、

「未来の目標を決めて、計画通りに着実に進んでいく」

というやり方は、想定外のことをできるだけ排除しようとした試みです。

人生はコントロールできない」ということを知りましょう。

想定外を、計画外のことを、やみくもに排除しようとするのではなく、

受け入れた上で、その『自由度』を楽しんで生きる、

というバランス感覚を身につけていきましょう。

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やりたいことが見つからなくてもいい

まず始めに、「人は夢を持たなければいけない」

と考えるのは危険な思想です。

著者は言います。

「『夢』というのは、どこかで偶然出会うようなものだ」と。

もちろん、若くして自分の夢を見つけ、活躍している人もたくさんいます。

しかし、それは偶然出会えたものなのです。

あなたにとっての夢は、

何年後に見つかるかは分かりません。

60歳、70歳になった時に見つかるものかもしれません。

いつ出会えるか分からないからこそ、今目の前のことに集中し

「自分の夢といつかどこかで出会えたらいいな」

くらいの軽い気持ちでいたほうがいいのです。

今この時点で、やりたいことが見つからなくてもいいのです。

また、

「やっていることが楽しいと思えない」

という人も同じです。

楽しめないものを無理に楽しむ必要はありません。

身体の調子が出ない時、心が楽しめなくなっている時、というのは

休みなさい」というサインが出ているそうです。

「身体のリズムは10日、精神のリズムは7日」

で変わると言われています。

あなたが今やる気を失っていたり、

何をしても楽しくないと思っているのは、

あなたがサボり魔であるとか、ダメな人間であるとか、

そんなわけではありません。

ただただ、体のエネルギーが切れているだけなのです。

車は、ガソリンが入っていないと動きません。

ガソリンが入ってない状態だから、

アクセルを踏んでも進まないのです。

給油して時間が経てば、また勝手に動き出します。

人も全く同じです。

時期が来れば、自然と活力に満ち溢れるのです。

それまでは、休むことが大切です。

逃げていいのです、避けていいのです。

大切なのは、自分の身体の声に耳を傾けることです。

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しなやかに生きる

火山学者の著者は、御嶽山の噴火によって、

とてつもないショックを受けたといいます。

まさかこんな大噴火が起きるとは、予測できなかったそうです。

予測できず多くの人の命を奪われてしまったことに対して、たくさんの批判を受けました。

実際のところ、「科学の限界」というものを感じたそうです

しかし、

「これで歩みを止めてはいけない。うまくいかなかった例を教訓にして、また一歩踏み出していかなければならない」

と決意しました。

どれだけ研究を重ねても、科学は万能ではありません。

例外によって、うまくいかないこともたくさんありますが、

その都度前に進んでいかなければなりません。

これは科学だけではなく、人間の生き方においても当てはまります。

「これがダメになったら全てダメ」

という依存状態になってはいけません。

著者は言います。

「一つのものに拘らず、しなやかに生きていくことが大切」だと。

人生は決して一本道ではありません。

今自分が行っていることがうまくいかなかったら、

違うルートを進んでもいいのです。

計画通りに進んでいたモノだったとしても、

「変化を受け入れて、柔軟に対応していく姿勢を持つ」ことです。

ただし、

「しなやかに生きるという原理原則に対しても、例外を認めなければいけない」と言います。

「他のことには脇目も振らず、一つのことだけに集中する時期があってもいい」

「全てのことを辞めて、休んでしまう時期があってもいい」

例外が、原則を超えてしまわなければいいだけなのです。

しなやかに生きる」というのは、

「原則を外れた例外を認めて、バランスよく生きる」ということです。

一つのことに固執するのでなく、

自分の未来をコントロールしようとするのではなく、

「ゆるい計画を立てて、その都度出会う偶発的な例外が起きることを前提」として、

気持ちよく、しなやかに生きていきましょう。

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最後に

最後に、本書で僕が感銘を受けたところをご紹介します。

ギリシャ哲学の用語で、『ドクサ』というものがあります。

「人間を絶えず惹きつける物だが、必ずしも幸福にしないもの」のことです。

「IT化した今の世の中、スマホを筆頭に便利なモノが台頭してきたが、それらのものに振り回されすぎている」

と著者は危惧しています。

それは、ビジネス書にも同じことが言えます。

整理術の本を読んでスッキリ片付けられたはずなのに、

本棚には整理術の本で溢れかえっている。

ビジネス書を実践して成功したはずなのに、

なかなか幸せを感じられない。

どんなによく効く薬も、よく効く薬だからこそ、過剰に摂取すると毒になってしまいます。

たくさん書物を読み、様々な人から大切な何かを教えられたとしても、

時がすべてを変えていき、自分の足腰が強くなることを信じて、自分の足で歩んでいくしかありません。

つまり、「真の師は自分の中にいる」ということです。

誰かの教えを杖にして生きるのではなく、

自分の生き方の指針を自分で作っていく、ということなのです。

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感想

ここまで読んでくださってありがとうございます。

一生モノの超・自己啓発

いかがだったでしょうか?

著者は科学者でありながら、多くのビジネス書や自己啓発書を出版されています。

それらの著書では、

計画を綿密に立て、未来をコントロールするかのようなビジネスの実践内容を書いてきた、といいます。

本書は、そんな「自分への懺悔録」だというのです。

もちろん、ビジネス書の内容が全てダメ、というわけではありません。

スキルや能力、影響力が何もないうちは、ビジネス書はとても頼りになります。

しかし、ある程度スキルを獲得して独り立ちしたその先は、

「誰かの教えではなく、自分自身で気持ちいい生き方を探していく」

ということに重心を置かねばなりません。

今回は、『一生モノの超・自己啓発』について解説しました。

目の前のことに集中して、想定外が起きることを楽しみにしながら、

今をしなやかに生きていきたいです。

ありがとうございます。

つばさ

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