【3分で完全理解】『アドラー心理学のススメ』を分かりやすく要約します。

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嫌われる勇気】の出版によって、

日本で一躍有名になったアドラー心理学

アドラー心理学について様々な書籍が出版されています。

僕たちは日々、様々な迷いや悩みが尽きません。

そんな迷いや悩みに、アドラー心理学はどのような処方箋を与えてくれるのでしょうか。

著者【向後千春】さんは、

「アドラーの教えは、あなたの人生観や世界観を根底から変える力を持っている」

といいます。

今回は、そんなアドラー心理学の基礎的な教えを学ぶために、

本書『〜人生の悩みが消える〜アドラー心理学のススメ』

を以下の3点に絞って、分かりやすく要約・解説していきます。

  1. イライラする自分を抑えられない
  2. 子育てに正解はあるのか
  3. 避けられない老いと病について

嫌われる勇気】などのアドラー心理学に関連した本は、以下をクリックorタップ

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アドラー心理学の本要約カテゴリー

アドラー心理学をっと詳しく知りたいあなたは、ぜひ全て読んでみてくださいね!

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イライラする自分を抑えられない

アンガーマネジメント

人はしばしば、怒りやイライラを感じる生き物です。

近年、そんな怒りを少しでもコントロールするために、

「アンガー・マネジメント」

という技術が取り沙汰されています。

アンガーマネジメントには大きく2つの役割があります。

1つ目は、「怒りの感情をとりあえず抑えるための対症療法」

2つ目は、「怒りやすい体質を変えていくための体質改善」

ここではアンガーマネジメントの詳細は省きますが、

「怒りという自動的に発生する感情をどうコントロールするか」

というのが、アンガーマネジメントの目的です。

仮想的目標

一方、アドラー心理学では、

「怒りは自動的に湧いてくるものではなく、何らかの目的を達成しようとして、自分自身が生じさせているものだ」

という立場をとります。

人間の怒りやイライラする感情というのは、ほぼ全てが対人関係の中で発生します。

例えば、コンビニやスーパーでレジが混んでいる時に、イライラしたとしましょう。

「レジでは並んで待つことなく、すぐに支払いを終わらせたい」

という目標を持つというのです。

これを、『仮想的目標』といいます。

『仮想的目標』というのは、誰もが共通に、普遍的に持つ目標ではない時に使います。

レジ待ちにおいても、待つのが苦にならない人もいますし、

時間に余裕があれば、イライラすることは少ないかもしれません。

そのため、人や状況に左右される、との意味で「仮想的」という言葉を使います。

この仮想的目標が叶えられないとき、人は怒りを発動させるというのです。

アドラー心理学では、

「感情というものは、自分が何かを成し遂げるために作り上げるもの」だといいます。

このことを、『使用の心理学』と呼びます。

ストレスが溜まっていて、どこかでそれを発散したい。

そんな時、混んでいてレジ待ちに引っかかってしまった。

怒りという感情を作り出して、レジが遅いと店員に文句を言ってやろう。

これが『使用の心理学』の感情の流れで、

目的のために現在の状況を利用する、目的論ともいいます。

では、僕たちが怒りやイライラを解消するためにはどうしたらいいのでしょうか?

まずは、仮想的目標が何なのか、自分は何を叶えようとしてるのかを知ることです。

「自分が何にイライラしているのか」

「どんな状況に怒りを感じているのか」

「自分はどうしたいのか」

「自分はどうしてほしいのか」

ということを知る、ということですね。

そして、自分の感情を分析した後、

自分の意見や想いを相手に理解してもらうように話したり、

仮想的目標を変更したり妥協できないかを考えるようにします。

先ほどのレジ待ちの話だと、

用事があり、急ぎだからイライラしているのか、

ただ待たされているということに怒りを感じているのか。

そうしてイライラの感情の元を分析できれば、

カゴの中のものを戻して、次の予定に向かう、

イライラしていても列が進む訳ではない、とクールダウンしてみる、

など、様々な方法を考えることができます。

誰かとケンカになった時や、ムシャクシャしたときなどは、

一旦その場を離れて、一人で落ち着ける場所に移動する

というのも、有効な手段です。

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子育てに正解はあるのか

子育てをしている方、子どもを育てる準備をしている方に、

アドラー心理学の考えをお伝えします。

ます大前提として、子育ての方法に『正解』というものはありません。

どんなに素晴らしい子育て本を読み、頭では理解したとしても、

実践となるとまた勝手が違うこともあるでしょう。

通常の子育て論というものは、『行動分析学』を用います。

「良いことをした時にはご褒美を与え、悪いことをした時には叱る」

そうすることによって、良い行動をたくさんとらせようとします。

つまり、良い行動を多くとらすために、子どもをコントロールするのです。

一般にほとんどの方が、このように子育てをしているのではないでしょうか?

アドラーは、『行動分析学』とは大きく異なった子育て論を教えてくれます。

そもそも、子どもを育てるにあたって、

親自身の考え方や行動を第一に考えた、『親教育』が重要だといいます。

「子どもがこれからどんな人間になってほしいか」

を親自身がしっかり考えるのです。

笑顔が絶えないような人になってほしい。

誰かを助けられるような人になってほしい。

好きなことをノビノビするような人になってほしい。

という風に、様々な理想があると思います。

このイメージを親自身がきちんと持って、子育てをしていくのです。

ちなみに、人間が幸せに生きるための『能力』は何なのか、

アドラーは答えを出してくれています

アドラー心理学では、

「自分の人生を自分自身で引き受ける能力」

「社会の中で他の人と協力して生きる能力」

この2つがあれば、幸せに生きることができる、といっています。

どんな人間になってもらいたいか、というイメージ作りの参考にしてみてください。

自然の結末

自分の行動の結果が自然法則に従って自分に返ってくることを、

『自然の結末』と呼びます。

例えば、階段から飛び降りようとする子どもがいたとします。

飛び降りた際に、擦りむいてしまった、少し怪我をしてしまった。

それは、子どもの責任であり、自然の結末です。

それに対して、「危ないからダメ!やめなさい!」

と親が勝手に止めてはいけないのです。

少しくらい怪我をしてしまったとしても、

様々な経験をしながら人は学んでいくものです。

とは言っても、放任したり無視するわけではありません。

生死に関わるような危険を感じる場面や、社会のルールに反することなどに関しては、

必ず止めるようにしてください。

『課題の分離』と『共同の課題』

その出来事は、子どもがするべきことなのか、親が行うべきことなのか。

自然の結末を誰が迎えるかを判断することを『課題の分離』といいます。

基本的に、子どもの課題に関することは、親が介入してはいけません。

勉強をせずに遊んでばかりいても、それは子どもの課題なのです。

では、親としてどのような姿勢でいればいいのでしょうか?

それは、『共同の課題』になるような関係づくりをすることです。

『共同の課題』とは、共通の目標に向かって協力する課題、という意味です。

そのための方法は2つあります。

1つ目。

子どもから「手伝ってほしい」と頼まれた時に、手伝うようにすること。

2つ目。

親から「何か手伝えることはある?」と問いかけ、子どもが「それなら〜してほしい」と、了承を得た場合にのみ手伝うことです。

決して、子どもの課題を勝手に手伝ったり、

叱りつけて親の言うことをきかせようとしてはいけません。

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避けられない老いと病について

人は誰しもが歳を重ね、死に向かっていきます。

「若い時に比べて体が動かなくなった」

「だんだん頭の働きが悪くなってきた」

と思うも多いでしょう。

なぜ人は、全員に必ず訪れるはずの死を恐れるのでしょうか。

アドラーはいいます。

「自分の人生が無意味であったと認めることを恐れているのだ」と。

「自分の子孫を繁栄し、文化の発展の中に継承されていくことを確信している人は、老いることも死ぬことも恐れはしない」と。

つまり、「自分が生きている間に意味のあることを成し遂げられなかった」

と、事実を恐れているというのです。

『所属感』と『フロー』

一般的に、定年を迎え、仕事をリタイアした時に、喪失感を持つ人が多いといいます。

なぜ、仕事をリタイアすると喪失感が生まれるのか。

それは、今まで自分が所属していた『居場所』がなくなったような寂しさがあるからです。

何十年と通い続けた会社にあった、自分のデスクが消えてなくなる。

なんとも言えない物寂しさが想像できます。

だからこそ、人生の晩年において、

家族はもちろんのこと、何らかの『所属』する場所を作っておくことが大切です。

できれば、リタイアする前は『居場所づくり』をしておくべきでしょう。

晩年において、ただ死に向かって終わりゆくのではなく、

「いつまでも学び続け、成長する姿勢を持って、日々の充足感を満たしていくこと。それが、幸せに生きるために大切なこと」

だといいます。

何かに熱中したり、のめり込むことを『フロー』といいますが、

勉強でも趣味でもなんでもいいので、

フロー体験をすることが、歳を重ねても日々を充実させるための秘訣です。

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最後に

本書の中で、僕が特に気になった箇所をご紹介させてください。

それは、対人関係において『勇気づけ』をする大切さです。

勇気づけとは、相手を褒めたり叱ったりすることではありません。

【(例)逆上がりに挑戦している子どもに対して】

「これまでの過程や本人の成長に注目する」

→ たくさん練習したから逆上がりができたんだね。

「成功からも失敗からも学ぶことができることを言う」

→ まだ逆上がりできないけど、特にどのあたりを練習したらいいと思う?

「良い意図と行動に注目して、感謝する」

→ 逆上がりできてこちらも嬉しいよ、ありがとう。

一見すると、褒めることに似ていますが、

「その人の成長や過程の部分を、誰かと比べることなく、事実に基づいて認めてあげること」

だといいます。

親と子。先生と生徒。上司と部下。経営者と労働者。

この社会の組織は、ほとんどの場合、上下関係で成り立っています。

でも本当は、上下関係などなく、全員が対等の関係です。

『タテ』の関係ではなく、『ヨコ』の関係なのです。

「教える役と教えられる役」

「経営する役と労働する役」

という役割が存在するだけなのです。

この『ヨコ』の関係において、『勇気づけ』が必要です。

それは、「支配もなく、反抗もなく、依存もない、対等の関係を作る」ということに繋がります。

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感想

ここまで読んでくださってありがとうございます。

『アドラー心理学のススメ』

いかがだったでしょうか?

本書はアドラー心理学を用いた実践的な内容も多く、

僕自身、とても理解が深まるような1冊でした。

特に『課題の分離』『勇気づけ』というのは、

仕事をしたり子どもを育てたりする上で、

非常に重要な考え方になってきます。

まだまだ書籍にて勉強中の僕ですが、

アドラー心理学の思想に触れれば触れるほど、

奥が深くて、厳しくて、価値観を変えざるを得ないような感覚に何度も陥ります。

本書が気になったあなたは、

ぜひ手にとってみて、何度も読んでみてくださいね。

ありがとうございます。

つばさ

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