【3分で完全理解】『アドラー心理学の「幸せ」が1時間で分かる本』を要約します。

スポンサーリンク
全記事一覧

嫌われる勇気】が出版されてから、

アドラー』の名前は一躍有名になりました。

【嫌われる勇気】は、

哲人と青年が討論する、という会話形式で物語が進んでいきますが、

アドラーの考えが体系的にまとめられているわけではないので、

理解しにくいところもあったのではないかと思います。

本書『アドラー心理学の「幸せ」が1時間で分かる本』では、

アドラー心理学という学問が、図解付きで丁寧にまとめられており、

理解するのにとても効果的な1冊となっています。

本書には、「マズローの5段階欲求」や「ポジティブ心理学

との関連を含めてアドラー心理学の「幸せ」を説いているのですが、

僕自身がアドラー心理学の基礎をまとめるために、

あえてアドラー心理学以外には触れるようにはしません。

そこで今回は、本書の内容を以下の3点に絞って、解説・要約していきます。

  1. 劣等感
  2. 人生の3つの課題
  3. 共同体感覚
スポンサーリンク

劣等感

あなたは、劣等感という言葉を使ったことがありますか?

僕たちが劣等感という言葉を使う時は、

自己嫌悪を伴った、極めてマイナスなイメージを持っていますが、

アドラー心理学」では、

「この劣等感こそが人間をここまで生存させてきた」

といいます。

人間の身体的特徴や能力は千差万別で、

劣っている能力や性質」というものが誰にでも存在します。

それを、アドラー心理学では『劣等性』と呼びます。

そして、自分の持つ『劣等性』に負い目や恥を感じると、否定的な感情が生じます。

アドラー心理学ではそのネガティブな感情を、『劣等感』と呼びます。

人間というのはとても非力な生き物なので、

個人の力では他の動物に勝てず、生存競争に敗れてしまいます。

そこで、

速く走ることができないから、自動車を作り

空を飛ぶことができないから、飛行機を作り

上手に泳ぐことができないから、船を作りました。

このように、劣等感を克服することを『補償』といいます。

コンプレックス

人は自分の『劣等性』を過剰に意識した時、

『コンプレックス』というものを抱きます。

コンプレックスは2種類あって、

劣等コンプレックス】と【優越コンプレックス】に分けられます。

【劣等コンプレックス】は、

自分の劣等性に目を向け、社会に役立たない無力さを感じて落ち込んだり思い悩んだりする状態です。

【優劣コンプレックス】は、

自分の弱さを隠すため、ブランド品を身につけたり、良い車を買ったりして、優越性を過度に追求する状態です。

過補償

劣等感をうまくコントロールし、『補償』がいい方向に進むと、

車を作ったり、飛行機を作ったりといった、

イノベーションを起こすことにもなり得ます。

それを、『過補償』といいます。

コンプレックスに陥るのではなく、劣等感を正しい方に向かわせ、

良い『補償』を実行していけるようになることが、

人の幸せへと繋がっていきます。

スポンサーリンク

人生の3つの課題

アドラーは、他者や共同体、人類にとって価値があると考えられるものを

コモンセンス』と名付けました。

他者への貢献を基礎にしたこのコモンセンスをベースに、

「の3つの課題に対処しなければならな」とアドラーはいいます。

その3つの課題とは、

共同体生活

仕事

のことです。

共同体生活

身体能力に劣等感を持つ人間は、集団を組むことで生存競争に打ち勝ってきました。

1人では生きていくことができないため、『共同体生活』の中で、

他者といかに良好な関係を結ぶか、ということが、より良い人生を歩むための鍵となります。

仕事

共同体を維持するために必要な活動があります。

それは、『分業』です。

1人の人間だけで、あらゆる仕事をこなすことはできません。

それぞれが得意分野を分担して受け持つことで、共同体の生産性は高まります。

つまり、『自分に与えられた仕事』を全うすることが、

共同体における自分の居場所を確保することになるのです。

共同体の最小単位は、パートナーとの1対1の関係です。

さらに、パートナーとの関係が発展したものが家族となります。

パートナーや家族と良好な関係を築くには、『』が必要です。

共同体は、

家族、地域、国家・・・と、どんどん大きくなっていきます。

そして、その全てにおいて愛が必要なのです。

スポンサーリンク

共同体感覚

アドラーは言います。

「人間の悩みの全ては『対人関係』である」と。

人は共同体という枠組みの中でしか存在できません。

つまり、人間の悩みは全て、

共同体の中の対人関係から生まれる、ということです。

人間が生きていくためには、良好な対人関係の構築が必要なのです。

そしてアドラーは、

他者に貢献している、という『貢献感』を持つことが

人間が幸せを感じるために重要な要素である、と説きました。

そして、人が全体に貢献しているときに抱く感情を、

共同体感覚』と呼びました。

この『共同体感覚』こそが、人生の3つの課題に対処するのに欠かせないものです。

前提として、円滑な『共同体生活』を営むためには、他者への貢献が欠かせません。

分業という『仕事』は、共同体に奉仕すること、だと言い換えられます。

これも、他者への貢献です。

パートナーや家族と深い絆で結ばれるには、互いが相手を思いやる気持ち、

すなわち『愛』という名の、相手への貢献が欠かせません。

このように、他者へ貢献すること、

そしてそこから生まれる『共同体感覚』という感情は、

人生の3つの課題に対処するのに極めて重要と言えるでしょう。

共同体感覚を感じるような生き方、すなわち、他者への貢献を前提にした生き方が、

幸福に至るための最大の鍵なのです。

この『共同体感覚』は、

家庭 → 地域 → 国家 → 人類 → 地球 → 宇宙

まで広がっていきます。

究極の共同体感覚とは、宇宙との一体感です。

そこから究極の幸福が生まれるのです。

ただ・・・

さすがに宇宙との一体感は訳が分かりません。笑

実際、宣教師のようなことを言い出したアドラーに対し、

失望して離れていく人も多かったようです。

スポンサーリンク

最後に

ここまで読んでくださってありがとうございます。

「人間が幸福に生きるためには、最終的に宇宙との一体感を感じることが必要」

というかなり大きな(?)テーマまで膨らみました。

この壮大すぎるアドラーの思想を補うために、

本書ではその他の心理学を参考にして、追加説明がなされています。

最後に、本書の中で僕が一番気になった箇所を紹介します。

「自分の利益のために行う活動が他者の利益になり、他者の利益のために行う活動が自分の利益として返ってくる。これこそが、幸福になるための理想的な状態である」

という一節があります。

これは、自分にしかできないこと、そして、自分が行っていて楽しく利益のある活動が、

結果として他者の利益になり、それがまた自分の利益になって返ってくる状態です。

こんな素晴らしいことはありませんよね?

今現在、様々な働き方があり、働き方の自由が叫ばれるようになりました。

人類全員の働き方のゴールは、まさにこの「自分の利益が他人の利益になる」

ということなのではないでしょうか。

そのために、

「自分が楽しいと思えること」

「それが誰かの役に立つこと」

この2つを追求していきたいです。

スポンサーリンク

感想

さて、いかがだったでしょうか?

アドラー心理学は、

幸福な生き方を考えるための教えがたくさん詰まってます。

身近なテーマに始まり、宇宙との一体感を感じる、という

この世界の深淵を覗くような奥深いテーマまで存在します。

アドラー心理学は、理解してから実行に移せるようになるまでに、

自分の生きてきた年数の半分以上が必要だと言われています。

だからこそ焦らず、自分のリズムで、

アドラーの教えとともに歩んでいきたいものです。

ありがとうございます。

つばさ

【嫌われる勇気】の要約はこちら

↓ ↓ ↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました